挑戦的なプロジェクトに選ばれたFivesの冷間圧延機

2018年6月30日、Fivesは、中国向けにステンレスとシリコン鋼種を設計供給する複数の冷間圧延機の契約を締結しました。

台湾の福欣特殊鋼有限公司は、中国福建省でのステンレス鋼生産用コイル準備ラインと冷間圧延機の契約をFivesに委任しました。同社は、高付加価値の最終製品の生産を目的として冷間圧延工場の拡張を決定し、コイル準備ライン(CPL)2本とDMS 20Hi冷間圧延機(CRM)3台の設計、製造、供給、委託をFivesに依頼しました。各機の年間処理能力は11万トンです。

2本のCPLは、ホットストリップのテールエンドを除去し、亀裂をトリミングし、リーダーストリップを適用することで、圧延機を最大限に活用し生産性を最適化することを目指します。冷間圧延機は、ストリップの表面品質を保証しながらストリップ厚を減少させるために不可欠です。Fivesは、高度なロールギャップ潤滑、ストリップ冷却技術、改善された平坦度制御システム、安全性の向上、より容易なメンテナンスを備えた最新DMS 20Hi CRM機を提供します。最適化されたロールバイト潤滑により、ストリップ表面の品質が向上します。

また、WISDRIと新余鉄鋼の合弁会社であるWisdri(新余)コールド・プロセシング・エンジニアリング社は、主に自動車産業に特化した非晶性配向(NGO)ケイ素鋼材を加工する独自の冷間圧延機の設計供給をFivesに発注しました。電磁鋼は、特定の磁気特性を生み出すように調整された特殊鋼であり、サイクル当たりの電力損失が低く、コア損失が少なく、高い透磁率を有し、生産に非常に敏感です。

このプロジェクトでは、FivesはNGO高品位210を処理するために年産能力10万トンのDMS 20Hi冷間圧延機を設計、製造、供給します。本機器は、大変要求値の高いアプリケーションであり、非常に高品質が要求される電気自動車用モーターです。プロジェクトのリードタイムも非常に短期間で、最初のコイルは2019年末までに加工される予定です。

コイル準備ラインとCRM補助装置は、上海にあるFivesの子会社が中国で製造し、冷間圧延機の重要な部品はリール(仏)にあるFives工場で設計製造されます。

Fivesは、60年以上にわたりステンレスおよびケイ素鋼向け冷間圧延機の設計製造に特化し、世界中で100を超える冷間圧延機と加工ラインを供給してきました。